入居までの期間が長くなる

実際にどれぐらいの期間がかかるのか

注文住宅のデメリットの一つは、入居できるまでの期間が長いことで、一般的には7カ月~1年以上かかると言われています。既に完成した住宅を購入するだけで済む建売住宅の場合は、1カ月程度で入居できるため、それと比べるとかなり長い期間がかかってしまいます。なぜ注文住宅は期間が長くなってしまうのかというと、1から設計をして、実際に家を建築する必要があるからです。建築工事自体は3カ月~6カ月程度で済むのですが、業者探しや打ち合わせなどで時間がかかって、入居までの期間が長引いてしまうことがあります。さらに家を建てる土地を持っていない場合は、土地探しから始めなければならないため、その期間が3カ月~6カ月程度余計にかかってしまうことになります。

入居までの期間を短くするためには

注文住宅の完成にはある程度の期間が必要ですが、できるだけ短期間で完成させるための方法としては、「あまりこだわりすぎない」ことが挙げられます。自分の好みの家にできることが注文住宅の最大のメリットですが、こだわりが多いと、設計などの決定に時間がかかってしまうのです。しかしその場合は、こだわりの優先順位をあらかじめ決めておくと、スムーズに決定できるようになって時間を短縮できます。次に挙げられる方法は、「セミオーダーの注文住宅を選ぶ」ことです。注文住宅には、すべてを自由に設計できるフルオーダーと、基本的な仕様が決まっていて、設備などを自分で選べるセミオーダーがあります。セミオーダーだと自由度は低くなりますが、フルオーダーよりも期間を短縮することができます。