建築作業を見ることができる

自分の理想の家を建てるため現場をしっかりと確認

注文住宅の良いところは、建売住宅と違い、自分の家が出来上がっていく過程をリアルタイムで見られることです。柱がどのように組み上がっていくのか、壁の中がどのような構造なのかなど、完成してからでは見えない部分まで詳しく知ることで、より愛着が湧くだけでなく、万が一のトラブル時にも対処しやすくなります。また工事そのものにおいても、依頼主の期待を直接感じながら仕事をする現場にはほどよい緊張感が流れ、よりクオリティの高い仕事を期待できます。そして現場監督や職人さんとその場で直接やりとりをしながら細かい希望を伝えることで、現場での急な仕様変更なども可能になります。細かい部分まで直接確認や指示ができるのは、自分が思い描く理想のマイホームを建てるためにとても重要なポイントです。

要所要所で現場の写真を撮っておく

家を建てるには様々な工程があります。工法にもよりますが概ねの流れは、まず基礎部分、そして骨格となる柱を組み、壁や屋根などの外装、そして内装の施工と、多くのプロセスを経て完成に至ります。見学の際には、そのそれぞれの工程ごとにできれば写真を撮っておきましょう。現場では依頼主の目があるというだけでも手を抜けないうえ、写真を撮影しているとなれば尚のことです。ただ、むやみに現場にプレッシャーを与えるかのごとく荒探しをするような撮影は、お互いの信頼に響きますから、撮影の際は監督や職人さんに施工部分の状況などを確認し、その記録という意図を明確に伝えるようにしましょう。注文建築で家を建てるのは、建築会社とそのときだけの関わりではなく、メンテナンスなど後々までお世話になることになります。そのために良い関係を築くことを忘れないようにしましょう。